「お嬢様の手みやげ」

お嬢様の手みやげ―飛田和緒の気持ちを伝える心がけ Book お嬢様の手みやげ―飛田和緒の気持ちを伝える心がけ

著者:飛田和緒
販売元:WAVE出版
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「はじめて会う人へ」 「お疲れな人へ」 「70歳以上のおじいさん、おばあさんへ」
「手土産のいらない人」などなど
どういう人に、どんなものを届けたら喜ばれるか?
という構成が楽しい手みやげエッセイ。
「お嬢様の」というタイトルから連想されるようなかわいらしいスイーツばかり、ではなくて
もっと実用的だったりはっとするようなおみやげ、
たとえばカラフルなビーチサンダルやおいしい干物、大きなスイカなども。
紹介されている品のカラー写真がまずあり
どういう風に選んだのかなとわくわくしながらエッセイ部分を読んで、また写真に戻る、という楽しみ方をしました。
料理家ならではの視点からや体験談からのエッセイでおもしろかったです。
手みやげって訪問先の最寄り駅なんかでさっと買って済ませてしまったりなんてことも多いですが本当はこんな風に本当はこんな風に相手を想って選ぶものなんだなぁと思える本でした。

★★★★ (2009/6/23)

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「そろそろ最後の恋がしたい」

そろそろ最後の恋がしたい―ももさくら日記 Book そろそろ最後の恋がしたい―ももさくら日記

著者:桜沢 エリカ,唯川 恵
販売元:角川春樹事務所
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女性ファッション誌の編集者桃子は28歳・彼氏ナシ。
仕事は忙しいがやりがいのある希望の職、一人暮らしの部屋では金魚の「桃」が待っていてくれる。
充実した日々だけど、やっぱり足りないものは、恋?
そんなある日、パーティーでかつて自分を振った元カレと出会い・・・。

どこにでもいそうな20代後半の女性の日常を日記形式でつづった作品。
ファッション誌に連載されていたものだそうでかわいらしくまとまっているのですが正直、この程度の話なら他の人が描いてもいっしょじゃない?って感想。
唯川さんの話っていつももっと毒があるというかどろどろしているというか(良い意味で)重みがあるんですがこの話はふわふわとかわいいだけであとに残らないんですよね。
とにかく「恋がしたい!!」みたいなところとか地に足ついてない雰囲気とか仕事バリバリこなしてる20代後半っていうより仕事は適当に、あそびはしっかりなタイプの20代前半って感じ。
漫画家の挿絵が多用されているので余計軽い印象になるのか?
アラサー世代が読んで共感するって感じでもないしターゲットはもっとずっと若い世代?
(そういう私はアラフォーですが)

ただ、日記形式で日記の最初に毎回その日に食べたもの、朝食、昼食、おやつ、夕食が描かれているところは興味深かったです。
一人暮らしのOLってこういうもの食べてるのか〜って感じで。


★★☆ (2009/6/24)

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「パラドックス13」

パラドックス13 Book パラドックス13

著者:東野 圭吾
販売元:毎日新聞社
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13時13分からの13秒間、地球は何が起こるか論理数学的に予測不可能な“P‐13現象”に襲われるという。
そのP13現象によって人々は一瞬にして姿を消し、続く大地震と異常気象によって街は崩壊していく。
東京に残された10数名の生存者たちは協力し合い、極限状態の中生き抜くために葛藤していく。
「漂流教室」を彷彿とさせる物語です。
一難去ってまた一難、の難が同じようなことの繰り返しで途中からちょっと「また?」という感じになって来たときにリーダーのとんでも発言があり、仰け反っているうちにあわあわとラストになだれ込む、という風に最後がばたばた〜っというラストなのがちょっと・・・。
SFというよりサバイバル小説ですね。
どうなってしまうのかと一気に読めました。

★★★☆ (2009/6/10)

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「恋文の技術」

 森見登美彦/恋文の技術 森見登美彦/恋文の技術
販売元:HMVジャパン
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京都の大学から、遠く離れた実験所に飛ばされた男子大学院生が送るかつての仲間たちへの手紙。
最初から最後までずーっと書簡のずーっと書簡の形式です。
しかも、往復書簡ではなく主人公の送った手紙のみ。
片方側の手紙しか読めないのにそれぞれの登場人物たちの個性や人間関係がよく分かる。
送った日付順ではなく一つの章では同じ人物に宛てた手紙が並べられていて
読み進むうちにそれぞれのエピソードがつながり全体像が見えてくる構成はおもしろいと思います。
ストーリー自体は特に劇的な何かがあったりってわけでもなくすごくおもしろいってこともないのですが (^_^;)

子供の頃は雑誌に「文通コーナー」なんてのがあったりしましたが今はきっと個人情報、とかでそういうのはないんだろうなぁ。
そもそも文通よりメール、って感じなんだろうけど。
メールも嬉しいけど、手紙の届いたときのわくわく感や封を開けるときのドキドキ感なんかはメールにはないもの。
読むと誰かに手紙を書きたくなる、かも?!

★★☆ (2009/6/20)

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「食堂かたつむり」

食堂かたつむり Book 食堂かたつむり

著者:小川 糸
販売元:ポプラ社
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タイトルからして何となく「かもめ食堂」を意識している?ような感じがして話題になっていた頃にはなかなか読む気にはならなかったのですが。
読んでみたら、もっと早く読めば良かった!と思いました。

インド人の恋人に捨てられ、祖母の形見のぬか床以外の家財道具とお金全て持ち去られ、声まで出なくなり 全てを失った倫子が、故郷に帰り、食堂をオープンさせる。
いろいろな人に心のこもった料理を作りながら 倫子はゆっくりと再生してゆく。
倫子の作る料理はどれもとてもおいしそうで食べてみたくなるものばかり。
りんごのぬか漬けやザクロのカレーのようにどんな味か想像できないようなものもありますが
どの料理も丁寧に大事に作られていることが伝わってきます。
面接してからメニューを考えて作ってくれる食堂かたつむりは私にだったらいったいどんな料理を出してくれるでしょう?!

1日1組では仕事として成り立たないだろう、とかこんな辺鄙なところでそんなに客が来るものかとか、現実には?だけどそこはファンタジーということで。
すごく感動する話だとかストーリー展開のおもしろさを求めて読むとちょっと違うのですが
この雰囲気が嫌いじゃない人には素直におもしろいんじゃないかと思います。
(合わない人にはとっても辛い本だと思いますが)

大事に料理すること、食材と向き合うことを考えさせられる1冊です。

★★★☆ (2009/5/30)

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「アンチエイジング」

アンチエイジング Book アンチエイジング

著者:新堂 冬樹
販売元:ポプラ社
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夫の目がアイドルや若い娘に向くことに異常に嫉妬しアンチエイジングを受けるために闇金で金を手に入れる。
一方その夫も若さへの思いから同じくアンチエイジングを受けて自信を取り戻す。
手段を選ばず老いに抗おうとした二人はどんどん泥沼にはまっていき・・・。
「アラフォー世代に贈る、ある哀切な夫婦の物語。 」と帯にありました。
ちょうど主人公たちは私と同じ世代です。
確かに10年前の肌、体に戻れる、というのは魅力的ではありますがそのために高利貸しにお金を借りてまで・・・と思うのは甘いのかしら?!
夫を想うあまりなんだか方向違いの努力をしてしまう主人公、現実を見なくちゃ、というのはあきらめとか開き直りではないと思うのですが。
ラストは想像通り。 っていうか、こうなるしかないでしょう。

★★★ (2009/5/22)

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海の底

海の底 Book 海の底

著者:有川 浩
販売元:メディアワークス
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「クジラの彼」を先に読んでいたのですが(「海の底」外伝収録)特に問題なく読めました。
もう一度「クジラの彼」読み返そうって気にはなりますが。
この物語、表紙のシリアスさとは裏腹に横須賀に巨大ザリガニが出現!人間を襲って食べてしまう!!というどう考えてもB級な設定。

最初のうちはその設定故ちょっと退き気味でしたが潜水艦の中という狭い空間の中で繰り広げられる物語に読んでいるうちにはまりました。

ラストがいいです。やっぱり甘々。

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「えんじぇる」

             
   
    えんじぇる    
    Book                                                                                                                 
        えんじぇる        
        著者         香山 リカ
販売元イーストプレス
定価(税込)¥ 1,365

学研究者を目指す32歳のせつな。
恋人もなく、研究にも展望は見えない。
そんな彼女が、ある日突然出会った男、空耶はホストだった・・・。
前半は前半はまじめで普通の女性がホストにのめり込んでいく心情が細かく描かれていておもしろかったのですが途中から途中から全く違う話になり謎も解けぬまま中途半端に終わってしまって何ともすっきりしない読後感でした。
空也の魅力もいまいち分からず (^_^;)

★★★ (2009/04/1)

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「なぜ君は絶望と闘えたのか」

なぜ君は絶望と闘えたのか Book なぜ君は絶望と闘えたのか

著者:門田 隆将
販売元:新潮社
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山口県光市の母子殺害事件で遺された本村さんの9年間の戦いの記録。
加害者が未成年だというだけで守られ、被害者の人権は守られていない現実には理不尽さを感じます。(遺影が布を巻いた状態にしないと傍聴席に入ることも出来ない上その理由を説明すらしてもらえないとか)
彼らの戦いのおかげで今までないがしろにされてきた犯罪被害者の立場を大きく改善させた点は大きな功績です。
若い本村さんがとても淡々とTVで語る姿を見るたびに思ってはいましたがとても心の強い人なんだなぁとこの本を読んで改めて思いました。
それは彼はもちろんですが周りで彼を支えていた人たちの協力のたまものでもあるのでしょう。
私は死刑廃止には反対です。

★★★★ (2009/03/31)

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「トライアングル」

トライアングル Book トライアングル

著者:新津 きよみ
販売元:角川グループパブリッシング
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親の跡を継いで医者になったが刑事に転向した郷田。
彼は十歳の時、初恋の少女・葛城佐智恵が誘拐・殺害される事件に遭いそれをずっと引きずっていたのだった。
事件から20年経ち、当時の同窓会に「葛城サチ」と名乗る美しい女性が現れた。
殺された葛城佐智恵にあまりにも似ているこの女性はいったい何者なのか—?
ドラマ「トライアングル」原作。
ドラマの方はなかなか進まず感情移入も出来ず途中で観るのを挫折してしまったので原作の方を手に取りました。
なので前半しかドラマとは比べられませんが登場人物が多少違っています。
ドラマには出てこない当時の担任教師の心情がよく描かれている点がよいと思いました。
本では兄の死から医者の道に進むことになってしまった郷田、
教え子の死を乗り越えられず教え子の死を乗り越えられず専業主婦になるも病的に過保護な親になってしまった元担任、佐智恵として葛城家でそだてられたサチ
3人の自分探し的な要素の強い作品になっています。
ミステリーと思って読むとちょっと物足りないというかこじつけっぽい無理矢理感を感じるというか・・・です (^_^;)

★★★ (2009/03/23)

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