« 「命のカレンダー」 | トップページ | 「残虐記」 »

「夜騎士物語」

夜騎士物語―Night Knight Story Book 夜騎士物語―Night Knight Story

著者:新堂 冬樹
販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

かつて、客だった女性に刺されて死んだホストの父を持つ心は父とは違うタイプのホストを目指していた。
客のことを考え大切にするやり方でナンバーワンをまもってきた心の前に現れた流華はかつて父親を刺し殺した女性の息子で母親の無念を晴らすために心と同じ店でナンバーワンを目指す。
強引な流華のやり方に自分のやり方を見失っていく心・・・。
ホストクラブに行ったことも行きたいと思ったこともないのでこれがどこまでリアルな物語なのかはわかりませんが数十万のボトルキープはともかく数百万、さらに上の桁のボトルを入れるなんてことが実際に行われているのでしょうか、六本木・・・。
金銭感覚が麻痺してきます。
もちろんそんなことが普通の主婦やOLに出来るわけもなく、キャバクラやソープのナンバーワン、金貸し業の女、女性実業家などお客の方もすごいメンバーなのですが、それにしても、別世界。
そんな世界に圧倒されて一気に読みました。
が、心の心変わりや恋人の行動、流華のラストでの気持ちなどちょっと変化が唐突すぎてなんで?って感じでした。
そのあたりの心の葛藤や心情をもっとしっかり描き込んで欲しかった。
ラストもあっけなくちょっと肩すかしな感じ。
ドラマになったらおもしろそうだけど。

★★★☆ (2008,10,12)

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

|

« 「命のカレンダー」 | トップページ | 「残虐記」 »

さ行の作家」カテゴリの記事

新堂冬樹」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1056039/24466674

この記事へのトラックバック一覧です: 「夜騎士物語」:

» 夜騎士物語―Night Knight Story [ぼちぼち]
JUGEMテーマ:読書 ベストセラー『黒い太陽』で描いた夜の歌舞伎町を、新たな視点で描くエンターテインメント。 歌舞伎町でNo.1ホストである心に、六本木でNo.1を張った流華が宣戦布告した。真のNo.1は誰なのか。ホストクラブに集う女性の心理も鋭く描いた傑作誕生。双葉社HPより 特に理由はないんだけど、今まで読んだ新堂さんの作品がなぜかホストなお話。 いや〜、全く縁のない世界のお話で、ひたすら「ほー」とか「へー」とかなってました。 そして読んでもほとんど興味がわかない… 『黒い太... [続きを読む]

受信: 2008年10月13日 (月曜日) 18:50

» 新堂冬樹『夜騎士物語』 [待ち合わせは本屋さんで]
飛び交う札束。高級酒の消費。常人の想像を超えるホストの世界。しかしそこには、男と女の本音が潜んでいる。 [続きを読む]

受信: 2008年10月13日 (月曜日) 20:56

» ホストクラブの内実をあっさり描く:夜騎士物語 [本読みの記録]
夜騎士物語―Night Knight Story作者: 新堂 冬樹出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2008/08/19メディア: 単行本 「黒い太陽」以来、水商売を描く小説が多い新堂冬樹がホストクラブを題材に取った小説。 見た目はそこそこの分量があるが、小説内で進む時間は1ヶ月弱である上に、会話シーンが多いので見た目ほどの分量は感じられない。 ... [続きを読む]

受信: 2008年12月 6日 (土曜日) 09:53

« 「命のカレンダー」 | トップページ | 「残虐記」 »