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2008年12月

「悪女の秘密」

悪女の秘密 (光文社文庫) Book 悪女の秘密 (光文社文庫)

著者:新津 きよみ
販売元:光文社
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日常に潜む殺意を描く短編集。
なんか見たことあるような話だなぁというものがいくつもあったのですがどうやら他の本に収録されていたものもかなりあるようです。
なのでどこかで読んでいたんでしょうね。
身の回りになさそうでありそうな話です。
ちょっとしたうわさ話がめぐるうちに尾ひれが付いて大きくなってしまうとか。
ポスティングの仕事をしている主婦の話(「どこへ」)に出てくる息子が疑問に思う「お金はどこに行くの?」という発想はおもしろいなぁと思いました。
読んでいる時はどの話もどきどきしたりはっとしたりですがなぜか読み終わるとするする頭から抜けていってしまう感じ (^_^;)
彼女のは長編の方が好きかも。

(2008.12.28) ★★☆

女に向いてる職業/傷自慢/頼まれた男/二人旅/うわさの出所/サンルーム/彼女の一言/塀の向こう側/インサイド/悪女の秘密/どこへ

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「わたしはここにいる、と呟く。」

わたしはここにいる、と呟く。 Book わたしはここにいる、と呟く。

著者:新津 きよみ
販売元:徳間書店
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“探す女”というテーマで雑誌「問題小説」に連載されていた全7編の短編集。
短編なんだけど、長編の一部みたいでえ〜、ここで終わっちゃうの?とかもっと細部まで知りたいって思うような話も多くちょっと物足りなさを感じる作品もありました。
特に一作目がそんな感じで「もしかして長編?」と思って読んでいたら次の作品では全く別の話でがっかり。
長編で読みたい〜。
テーマが決まって這いますがどの話もバラエティーに富んでいてまとまりはあるけれど似ていない、ちょっと毒もあるけれど読後感も悪くない作品集でした。

わたしを探して 時のひずみ あなたの居場所 忘れはしない 思い出を盗んだ女 あの日あのとき その日まで

★★★★ 2008.12.8

 

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「3月の招待状」

三月の招待状 Book 三月の招待状

著者:角田光代
販売元:集英社
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大学時代からの友人で34歳になる5人の男女。
ライターとして成功しつつある充留、学生時代に小説家として成功したけれど今はくすぶっている宇田男、昔から地味で今は専業主婦の麻美、結婚前から浮気症だった正道と彼に振り回されていた妻裕美子。
正道夫婦からの「離婚式」の案内状が届くところから物語が始まる。
学生時代から引きずっていた想いから前へ踏み出そう、というのがテーマ。
学生時代にやってしまったばかなことなんかの意味が後になったら判ってみたり。
相変わらずばかなことをやってしまったり。(それもまた何年もすると判ることもある?)
そんなことの繰り返しなのかもなぁ、人生って。


2008.12.10 ★★★★

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「出口のない海」

出口のない海 (講談社文庫) Book 出口のない海 (講談社文庫)

著者:横山 秀夫
販売元:講談社
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一度発射したら戻ることも止まることも出来ない人間魚雷「回天」。
特攻兵器だとは知らず(知らされず)志願した元甲子園優勝投手・並木浩二の悩みと苦しみを描いた物語。
映画を見ていたので本もいつか読みたいと思っていました。
ここに出てくるのは皆はたちそこそこの青年たちでそんな若者たちがどのように死と向かい合うのか、映画も良かったのですが本だとさらに深く並木の苦悩が伝わってきます。
前半より、後半になるにつれて緊張感が増し、読む手が止まりませんでした。

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