「漢方小説」
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漢方小説
著者:中島 たい子 |
31歳の脚本家、みのりは胃がひっくり返ったようになるのに、眠れないのに、病院に行って検査をすると『特に異状なし』。
ストレスについてばかり聞かれるが「昔の彼が結婚したせいだとはぜーったい思いたくない!!」
最終的にたどり着いた漢方医のところで疲れた心と体をいやしていく・・・。
西洋医学は患部だけを診ますが東洋医学は体全体を診るんです。
仕事や恋愛、ちょっと奇妙な飲み仲間との関係などすべてが体や気持ちに関係してきて今の状態になっているんですね。
みのりのかかった「名前のない病気」は誰もが抱える不安だったり複雑な人間関係だったり、そういうものの現れなのかもしれません。
難しげでなじみのない“陰陽五行説”なんかについてもわかりやすく説明されていて東洋医学の考え方がなんとなくわかってくるような気がします。
ただ、それぞれのキャラクターについてがあっさりしすぎているのがちょっと残念な気も。
診察シーンもあるので漢方医院に興味のある方は行かれる前に読んでみると良いかも。
★★★☆ (08.8.14)
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