仙川環

「感染」

感染 (小学館文庫) Book 感染 (小学館文庫)

著者:仙川 環
販売元:小学館
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 ウィルスの研究者である私立大医学部助手の葉月が、優秀な外科医である夫が前妻との間に儲けた子どもの誘拐事件と夫の失踪をきっかけに、殺人事件とその背後にある大きな陰謀に巻き込まれて行く。
テーマは臓器移植。
医療ジャーナリストの小説デビュー作だそうです。
夫の不倫を疑いながらも夫の不倫を疑いながらも夫への想いを強く持ち続ける葉月。
病気の息子と美しい妻を捨てて葉月と再婚した理由が彼女の想像通りだとしたらあんまりだなぁと思います。
医療ミステリーですが途中で展開が見えてしまったのが残念。
研究生としてやってきた栄子や前妻のことが前半に比べて最後あっさりしすぎて拍子抜けするほど。
最初と同じくらいの丁寧さで描いてくれないと前妻、性格が別人?栄子のその後は?とすっきりせずもやもや。

★★★(2009/2/3)

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「聖母」

聖母(ホストマザー) Book 聖母(ホストマザー)

著者:仙川環
販売元:徳間書店
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がんで子宮を摘出した美沙子はこどもを切望していた。
そんな娘をみていた母は代理母出産を提案する。
しかも、美沙子には姉妹がいないのでホストマザーは自分がなると。
前半は美沙子と母親と義妹の心の葛藤が描かれている。
どうしてもどうしても自分のこどもが欲しい美沙子の気持ちもそんな娘のために子供を産んでやりたい、自分が無理なら嫁が引き受けてくれたらと思ってしまう母親の気持ちも、利己的と思われてでも、ホストマザーなんて引き受けたくないと思ってしまう義妹の気持ちもどの人の気持ちもすごくよく分かる。
それぞれの立場になったら自分もきっと同じように考えてしまうだろうとどきどきしながら読み進んでいきました。
代理出産のために海外に行く後半部分、人の心の中を描き出していた前半とうって変わってストーリーは大きく展開していくのですが勢いがなくなってしまってちょっと残念。

お腹を貸す人は聖母なのだろうか?
すごく考えさせられました。
技術があるのに使っちゃだめ、というのは酷なんじゃないかと思うのですが、OKにしてしまうとそれはそれで問題もあるのだろうし(たとえば、頼まれた時に断り切れなくなってしまったりだとか)本人たち以外の人を巻き込むので難しい問題ですね。

★★★★ (2008.10.8)

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